たとえば営業職や事務職、現場技術者といったお仕事をされているあなたが、どうしても建築の道へ進みたいと考えたら…。そのような思いに応える事こそが、私たちアーキカレッジの存在意義です。働きながらでも通いやすい「夜間」のスクールであり、設計に関する教育や実務の経験が全くない方でもゼロから始められるカリキュラム。もちろん、建築系以外や文科系の学生の方でも無理なく学んでいただけます。「建築設計を将来の職業に」という野心だけを持って、新しい世界への一歩を踏み出してください。
「斜線制限※」という言葉を知っていますか?これは、建築物の高さに関する規制の一種であり、設計の実務においてはその算出が必要不可欠なプロセスとなります。しかし、建築系の学校でも斜線制限の概念を教えるに留め、実際の算出方法の実習までは行わないケースが実は非常に多いのです。本校は、アタマだけの学習ではなく、プロの現場で求められる実践的なスキルを身につける場。学ぶというよりも、獲得するという姿勢がふさわしいと考えます。そして、他校にはできない、実際の工事現場をリアルに見て、触れて体験できます。
※道路斜線制限・隣地斜線制限・北側斜線制限などの種類があり、斜線制限はそれらの総称です。
アーキカレッジでは1年次、講義の前に毎回15分間のスケッチ演習を設けています。これは、手を使って描くということが、建築家の感性を磨くトレーニングに非常に適しているからです。ものを見る力(観察力)と、それをかたちにする力(表現力)の鍛錬を一定期間、地道に繰り返すこと。実はそれが、プロの資質を身につける近道となるのです。また「手で考える」と言われるように、描く経験値を上げることこそが斬新な発想を生む力につながります。
基本設計とは、造形やプランニングといった建築物のアウトラインを構築する設計。クライアントにプレゼンテーションを行うための、初期段階の設計です。マンションのリフォーム演習からスタートし、2階建て住宅、併用住宅、3階建て住宅、二世帯住宅など徐々に難易度の高い課題に挑戦。2年次には、現実に建築されるであろう住宅の基本設計を行います。
実施設計とは、主体構造から仕上げ・仕様までを詳細に図面化すること。基本設計に基づき、工事の実施に必要な全ての内容を決定する設計プロセスです。実施設計図面(伏図・詳細図・矩計図など)を全て作成する演習を反復して実施。「実物」の実施設計も一式行います。手を動かし、繰り返し実施設計を経験することで、実務に即対応できるスキルを身につけます。
講義冒頭の15分間、静物デッサンなどの造形演習を、1年次を通して行います。その目的は、物のかたちや空間のイメージを捉え、表現できるようにすること。建築家が自らの発想を伝えるために必要不可欠なスキルを、「手を使って描く」を習慣化することで養います。
毎回30分間の短期集中型講義。構造や素材、CADの使い方、法規などの建築全般に関する様々な講義はもちろん、ポートフォリオの作り方など就職活動に向けた内容も含めて幅広く学びます。特に重要な内容は反復して講義し、確かな知識獲得を目指します。